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インプラントについて
インプラントとは？
インプラントとは、厳密には人の身体に埋め込む人工物のことをいいます。
歯科におけるインプラント治療は、虫歯や歯周病などで歯を失った箇所や、先天的に歯がない箇所の顎の骨に人工歯根（インプラント）を埋め込み、歯を補う治療です。
インプラントと差し歯を混同している患者様も少なくありませんが、差し歯治療を行う場合は、歯根が残っていなければなりません。
従って、歯を失った場合には差し歯治療は行えず、人工歯根を埋め込むインプラント治療が選択肢の1つとなります。
インプラント治療では、人工歯根を顎の骨に埋め込むため強く支えられ、自然な噛み心地に近づきます。
インプラントのメリット・デメリット
メリット
- 天然歯と同じように噛むことが可能
- 天然歯と見分けがつかないほどに見た目がきれい
- 天然歯のようにケアを自分でできる
- 周囲の健康な歯に負担をかけない
- 適切なメンテナンスで10年、20年と使用可能
- 顎の骨が痩せるのを防げる
デメリット
- 健康保険が使えず、かつ高価な材料を使用するため、費用がかかる
- インプラントを埋入するための手術が必須
- 歯科医院での定期的なメンテナンスが必要
- 治療期間が数ヶ月〜1年と長い
インプラントはこんな方に適しています
- 自然な歯並びや見た目を取り戻したい方
- しっかり噛んで食事を楽しみたい方
- 入れ歯やブリッジを使いたくない、もしくは合わなかった方
- 残っている歯を削ることに抵抗がある方
- 一番奥の歯を失い、ブリッジの適応外となった方
- 長期間の通院を継続できる方
インプラント、入れ歯、ブリッジの内でどれが一番優れているというものはありません。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、患者様によって最適な治療法は異なります。
まずは、歯科医院で相談して、ご自身のお口の状態やご希望に合った治療方法を見つけましょう。
インプラントは当院へお任せください
安心・安全で最適な治療を実施
当院のインプラント治療は、口腔外科を専門とする歯科医師が担当します。
まず始めに、カウンセリングを丁寧に行い、患者様のご希望や歯・口腔内・全身の状態などを確認します。
そして、インプラントに関する説明をさせていただきます。
その後、歯科用CT検査を実施し、CTデータと口腔内データをもとに的確な診断を行い、患者様に最適な治療方針を策定します。
こうした事前の診査・診断により、安心・安全で患者様にとって最適なインプラント治療が実施できます。
もちろん、事前に患者様へ理解いただけるようご説明し、メリットや起こりうるデメリットもお伝えして、納得していただいた上で治療開始となります。
インプラントの流れ
FLOW01
検査・診断・治療計画
インプラント治療が患者様の適応となるかを判断するために、問診や歯・口腔内・全身の状態の確認、歯科用CTによる検査などを行います。
歯科用CTでは、顎の骨の厚み、神経や血管の位置まで確認します。
インプラント治療が可能と判断できれば、治療計画を立案し、患者様へのご説明後、同意が得られれば治療へと進みます。
FLOW02
人工歯根（インプラント体）の埋入手術
局所麻酔の上、歯を失った部位の顎の骨に人工歯根を埋入する手術を行います。
局所麻酔のため、術中の痛みはほとんどなく、その日のうちにお帰りいただけます。
術後、腫れが生じる場合がありますが、3〜4日程度で徐々に引いていきます。
FLOW03
人工歯根と顎の骨の結合
人工歯根が顎の骨と結合するのを待ちます。
個人差はありますが、下顎の場合2〜3ヶ月、上顎であれば5〜6ヶ月程度かかるのが一般的です。
FLOW04
連結部（アバットメント）の装着手術
歯茎に切開し、人工歯根の頭を露出させ、アバットメント（人工歯との連結部）を取り付けます。
こちらの手術も局所麻酔で実施します。
FLOW05
歯茎の治癒
切開した歯茎の傷が治癒し、アバットメントが安定するのを待ちます。
FLOW06
型取り・人工歯の作製
歯茎の治癒を確認した上で型取りを行います。
まずは仮歯を作製し、噛み合わせを調整します。
その後、残存歯とのバランスがとれた最終的な人工歯を作製します。
作成時には患者様のご希望も反映いたします。
FLOW07
人工歯の装着
完成した人工歯をアバットメントに装着して治療は完了です。
この日から、通常通りの食事を楽しめます。
FLOW08
定期メンテナンス
インプラントは、治療と同じぐらいメンテナンスも重要です。
ご家庭では丁寧なブラッシングを実施していただきます。
歯科医院でのメンテナンスでは、インプラントや周囲の組織の状態を確認し、クリーニングを行います。
インプラントを長く快適に使用するためには、インプラント周囲炎などの口腔トラブルの予防・早期発見が重要です。
適切なメンテナンスを継続し、インプラントを守りましょう。
骨造成にも対応
骨造成とは、骨を増やすために行う手術の総称です。
インプラント治療では顎の骨にインプラントを埋め込むため、顎の骨の量や厚みが必要になります。
歯周病や加齢によって顎の骨の量が不足していたり、薄くなっていたりすると埋入ができない場合や、埋入はできても長期の使用が難しくなることがあり、適用外とされることがあります。
当院では、骨造成により顎の骨の量を回復することが可能です。
箕面市にあるこばし口腔外科・歯科総合クリニック箕面では、口腔外科専門医であり、各種外科的処置を得意とする院長が、骨造成を実施いたします。
インプラント治療が難しかった方でも、骨造成を行えば治療可能となるケースは多々あります。
是非一度、当院へご相談ください。